ARCHITECT
KOICHI ODAKA

アーバンリゾート空間

SI HOUSE設計コンセプト

住宅が持つ目的

アーバンリゾート住宅としての5原則

「光」「水」「緑」「空間の結び」「対話」の要因を空間構成が結ぶ事で豊かな空間(対話する空間)が生まれる。

5原則の意味

空間構成(構成がすべてを演出する)

古くからの高級住宅地として知られ、名称は旧島津侯爵邸の島津山高台の周辺に位置します。高台の敷地には保存樹木を含む樹木群があり、樹木を多く生かしながら建物と樹木群が一体となるような構成としている。自然石が内部空間まで入る事、自然石のモチーフを決め内外壁に使うことで一体の空間構成が出来る事、廻りを樹木で囲んで自然石の擁壁と一体のイメージを創る。
外界と空間、プライバシーを守りながら、外界と樹木を外部に設けて樹木と建物と擁壁を囲むことで外界との接点を森のイメージを出して優しい街路空間としている。中庭は保存樹木を生かしながら自然石を中庭と建物、外部と内部に使用する事で中庭の自然を内部に引き入れて内外一体の広い空間を演出している。内部空間は自然石で囲まれて単一の空間を創り、空間の使い勝手により、木目家具、透かし建具、ファブリックガラスなど、空間を透かす事で空間を分けながら一体性を創ることで空間の奥行き感を創ることができる。、透かし建具としてシノワズリーの様式のデザインを使う。

ストーリー

交通量の多い道路から一歩街の内部に入ると閑静な住宅街があり、樹木に自然石で囲まれた建物が表れてくる、大きなお城のような門扉、スライドドアを開けると車寄せがあり外壁で使用されている自然石が外部から内部空間まで連続して洞窟の中のような空間が連続する。アプローチ、車寄せ、玄関、玄関ホール、滝、中庭とシノワズリーの建具で仕切られているが透かし建具の為視線は中庭の自然石、流れ落ちる滝の水を見る事ができる。空間の連続を一体の空間で見る事ができる。ホテルラウンジのような内部の壁は自然石で囲まれてシノワズリーの建具で連続して滝の水が上部から流れその部分のみ自然光が差し込み水がキラキラと光り、間接照明の光が内部空間をつくり、滝からの水の光が中庭の樹木へ導いてくれる。ホテルラウンジのような玄関ホールを階段から上部へ上がると単一の空間、リビング、ダイニング、キッチン、多目的室と空間は連続してシノワズリーの建具、天井は木目の板張りの間接照明の演出により、単一の空間を連続して空間として心地よい空間を保ちながら奥行きのある空間を創っている。
階段を上がるとファブリックガラスがあり透かしながらダイニングが見えその先にシノワズリーの建具越しにキッチンが見える視線を左側に変えるとリビングが見えまたシノワズリーの建具の先に多目的室が見えその先のアイストップとして自然石、オ二キスの照明で演出されたニッチが見え空間は階段室から自然石の壁まですべてスルーされ見る事ができる。連続する部屋を一望することができ空間の一体性を感じることができる。

物件の一番こだわったところ

自然石で囲まれた単一の空間を創り、シノワズリーの透かし建具で空間を透かしながら空間を使い分け、一体の空間を創ること。

プライバシーについて

樹木と自然石の擁壁で外界と優しく分け、保存樹木のシンボルツリーとの中庭の中心を設けてシンボルツリーを見る事で内外空間を一体にパブリックとプライバシー空間を分けている。