ARCHITECT
KOICHI ODAKA

アーバンリゾート空間

AD HOUSE設計コンセプト

住宅が持つ目的

アーバンリゾート住宅としての5原則

「光」「水」「緑」「空間の結び」「対話」の要因を空間構成が結ぶ事で豊かな空間(対話する空間)が生まれる。

5原則の意味

空間構成(構成がすべてを演出する)

空間構成(構成がすべてを演出する)

平面的な広がりは、空間の連続性、内外空間の一体性となる
立面的な空間の連続性、ダイナミックな空間への広がり平面的、立面的ダイナミックな豊かな空間を創る。その空間の中に対話の要因が入り意図的な空間の広がりとなる
リビング、ダイニング、キッチン(LDK)の空間は北側借景の緑に囲まれ、吹抜け下階のガレージと繋がり、南側に滝のあるプールと繋がります。北側借景とLDK、南側滝のあるプールと空間が繋がり内外一体の空間を創っている。それぞれの空間が連続して対話する事ができる。それに上部主寝室から吹抜けが見る事ができる。1階ガレージ、2階LDK、3階主寝室が吹抜けを通じて空間は繋がり「光」「水」「緑」の空間をつなぎ、対話することができる。

ストーリー

敷地は神宮前の都心に位置し渋谷駅から繁華街を抜け事務ビルが乱立する地域を抜け少ない住宅が面する道路にある。道路幅一杯の車寄せから大きなスライドドアを開けるとアプローチの空間一杯に陳列された車がガレージに並びゲストを迎えるように車が並ぶ、中央のアプローチに入って行く中央の視線の先の大きな緑の壁が見え吹抜け一杯に緑が見え森の中に入ったようである。
アプローチから鏡面の玄関ドアを開けると全体のガレージの風景が映り込んでいる景色を切り取るように開閉された玄関ドアから玄関ホールの中に入って行く、中央にクリスタルタイルを張ったエレベーターホールの壁がありクリスタルタイルを視線で追うように歩くと階段を上がり2階に行くことができる、先ほどの緑の壁が階段室を囲み森の中に刷り込まれるように2階に向かう、2階はLDKの空間が北側を緑の壁で囲まれて南側にはガラスブロックで囲まれたプールがあり滝の水しぶきと光が重なり、キラキラきらめいている、下を見下ろすと1階のアプローチで陳列された車を見る事ができ1階のガレージと2階の北側の緑の壁、南側の水しぶきがキラキラ光るガラスブロックの壁で囲まれた大きな空間でくつろぐことができる、見上げると北側緑の壁と南側のガラスブロックの光の壁を結ぶように大きな白壁が上部トップライトからの光が差し込み大きな光を感じることができる。
「光」「水」「緑」「空間を結ぶ」(上下階北側、南側空間)「対話」(車)が集約した空間でありそれぞれの要素と対話する事ができる比類のない空間を創っている。

物件の一番こだわったところ

全体の空間構成をまとめる事。ガレージを楽しみことが施主の最大のテーマでありガレージを生活空間の一部とする事、LDKから見る事で楽しみができる事。ガレージは緑豊かな生活空間で有る事、プールサイドできらきら輝く水しぶきを見ながらバーベキューを楽しみ、ガレージの車を見る事でそれぞれの空間を対話する事ができる。

プライバシーについて

神宮前という都市の中央から渋谷街を見る事ができ、都市部の雑踏とした空間がありながら住宅として限られた場所であり隣地のマンションの借景を楽しむことができる。
基本的に外界とは閉ざされた壁を創り内部空間を豊かにする考えであるがプライバシーを守りながら隣地の借景を取入れたり、南側から道路部分は開かれた場所であり、南側の光だけを取入れ視線をカットする。天空から空間の広がりと大量に差し込む太陽の光を壁への映り込みを利用して豊かな光を表現する。
プライバシーを守りながら「光」「緑」「水」を得ることができる。

お客様の要望

車を8台収納すること。自分の生活の中に車を入れ、大都市でありながら自然を感じリゾート空間としての演出が日々の生活である事。